家族のために選ぶ「もうひとつの家」
年忌法要とは、個人の祥月命日に営む追善供養で、いわゆる法事と呼ばれるものです。祥月命日(しょうつきめいにち)とは、儒教の言葉で、一周期以降の、個人のなくなった月日と同じ月日をさします。それに対して、毎月の命日と同じ日を月命日と呼びます。仮に8月1日に亡くなった方は、毎月1日が月命日、毎年8月1日が祥月命日となります。
一周忌、三回忌、七回忌、十三回忌など年忌法要の年にあたる祥月命日には法要の儀式を行います。一般的に関東は菩提寺で、関西は自宅で法要を営むことが多いと言われますが、とくに一周忌と三回忌は、四十九日法要に次いで大切な法要であることは、東西どちらも変わりません。親族を招いて、ある程度、規模の大きな法要を営むことになります。
さらに詳しく説明しますと、一周忌は、亡くなった年の翌年に営まれる、はじめての祥月命日の法要です。法要は命日の当日に行うのが理想ですが、実際には参列者の都合に合わせて週末に行うことも少なくありません。
ただし、必ず命日より早めの日に行うのが慣わしです。一周忌までの期間を喪中(もちゅう)と呼び、この日をもって喪(も)が明けることになります。喪中に迎えた正月は、年賀状、年始挨拶、正月飾り、初詣などの正月行事は控えます。以降、一周忌の翌年に営まれるのが三回忌、没後満6年目に営まれる七回忌、同じように十三回忌、二十三回忌、二十七回忌、三十三回忌まで続きます。
一周忌と三回忌は必ず、ひとりの法要を営みますが、七回忌以降は同じ年に法要が重なった場合はまとめて行ってもよいとされ、法要を行う日はあとに亡くなった故人の命日にあわせます。三十三回忌、または五十回忌を営んで年忌止めにします。