必要な付属品
5つの品の由来と役目
一般的なお墓は、区画の境界を仕切る外柵、骨壺をおさめるカロート、そしてその上に建てられる墓石で構成されています。そこに加わるのが、花立、香炉、水鉢、墓誌、塔婆などの付属品です。では、お墓の付属品をご紹介します。
それぞれの付属品には、いろいろな役目があったんです!ご存じでしたか?
- 花立て
私たちが持参した花束を立てておく花立ては、いわばお墓の花瓶です。左右対称に配置されているのが一般的です。花立て台を墓石から取り外すことができるものと、一体化しているもの、どちらにしても、プラスチックやステンレスなど耐久性のある素材です。
- 香炉
香炉は線香を供えるための場所です。心を浄化する、あるいは個人を供養するといった名目から、お墓の前にお線香を供えるしきたりが生まれました。香炉には、「立置型」と「くりぬき型」があります。「くりぬき型」は、寝かせておけるため、お線香が途中で消えずに、最後まで燃やしきることができるのが特徴ですね。
- 水鉢
水鉢は、故人の喉の渇きをいやすためのものと考えられています。だからなのか、花立ての間に付属していることが多いですね。正面から見ると真ん中の一番目立つ位置に置かれるために、この水鉢に家紋を刻んだりするケースも多いようです。
- 墓誌
墓誌とは、墓石に故人の姓名や経歴、没年、あるいは戒名などを記した文のことです。戒名や俗名は、基本的には墓石に刻むものですが、代々続くような大きなお墓の場合、墓石とは別に墓誌そのものを設置することもあります。
- 塔婆(とうば)塔婆立て
ブッダの遺骨を納めたストゥーパに由来する塔婆(とうば)は、個人の冥福を祈るために墓のそばに建てられます。塔婆が少ないうちは直接地面に差すこともできますが、数が増えてくると、どうしても「塔婆立て」が必要です。美観だけでなく、雨風でどこかへ飛んでいってしまわないようにという目的もあります。